金属スクラップ図鑑

2号銅線(焼1号銅線)とは?

2号銅線(焼1号銅線)とは?
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2号銅線(焼1号銅線)とは?

2号銅線は、普通1号銅とも呼ばれ、以下の特徴があります。

  • 断面が1.3mm未満
  • くすみ、酸化、黒化、亜鉛、錫(スズ)引き、不純物がみられる

1号銅と比べると表面がやや劣化しており、その分、買取価格は低くなる。断面が1.3mm以上あっても、くすみ、酸化、黒化、亜鉛、錫(スズ)引き、不純物がみられると、2号銅(普通1号銅)になる。

1号銅線と2号銅線の違い

以下は、1号銅線と2号銅線の主な違いです。

1号銅線(光特号銅線、ピカ線)
  • 断面が1.3mm以上の銅線
  • くすみ、酸化、黒化、亜鉛、錫(スズ)引き、不純物がない
2号銅線(旧1号銅線、焼1号銅線)
  • 断面が0.35mm~1.3mmの銅線
  • くすみ、酸化、黒化、亜鉛、錫(スズ)引き、不純物がみられる

2号銅の買取価格

以下は、2号銅の主な買取価格です。

2023年5月調べ

買取価格 社名 所在地
1,120円/kg(税込) 株式会社ABC 京都府
1,080円/kg(税込) 内田産業株式会社 兵庫県
1,025円/kg(税込) 株式会社リユース 新潟県
1,020円/kg(税込) 株式会社JANK 東京都
975円/kg(税込) 株式会社日金 東京都

2号銅の相場

2022年5月時点での日本における銅の相場は、以下のようになっています。

日本貴金属市場の銅板の参考価格は、1キログラムあたり1,325円から1,355円程度となっています。

日本鉄鋼連盟の発表によると、2022年4月の銅スクラップ価格は、純度90%以上の銅スクラップが1キログラムあたり1,212円から1,245円、純度70%以上の銅スクラップが1キログラムあたり870円から897円となっています。

また、世界における銅の相場は、以下のようになっています。

LME(ロンドン金属取引所)の銅の先物価格は、1ポンドあたり$4.85から$4.87程度となっています。1ポンドは約0.45キログラムであり、現在のレートで約550円から560円程度となります。

COMEX(ニューヨーク商品取引所)の銅の先物価格は、1ポンドあたり$4.84から$4.86程度となっています。1ポンドは約0.45キログラムであり、現在のレートで約550円から560円程度となります。

参考 銅線はどこで使われている?

銅線は、非常に優れた導電性能を持つため、幅広い用途で使用されています。以下に、銅線の主な用途と具体例をいくつか挙げて解説します。

電気配線・通信ケーブル

銅線は、電気配線や通信ケーブルの主要な材料として広く使用されています。低電圧の電子機器から高圧の送電線まで、幅広い電気設備において使用されます。例えば、家庭用電気配線、車両用ハーネス、航空機用ワイヤーハーネス、通信ケーブルなどがあります。

モーターやトランスなどの電子部品

銅線は、電子部品の中でも特にモーターやトランス、変圧器などのコイルに使用されます。これらの部品は、磁場を作り出すために必要なコイルに電気を流すことで動作します。銅線は、高い導電性能によって、電気エネルギーを損失なく効率よく伝導することができます。

家電製品や輸送機器の部品

銅線は、家電製品や輸送機器の中でも、様々な部品に使用されます。例えば、冷蔵庫やエアコンのコンプレッサーや、自動車のエンジンやブレーキシステム、鉄道車両の電気機器などに使用されます。

工業製品

銅線は、工業製品の中でも、金属加工や建築材料などに使用されます。例えば、建築用の屋根や外壁、水道管、配管などにも使用されています。

電子部品の配線

銅線は、小型の電子部品の配線にも広く使用されています。例えば、マイクロスイッチ、リレー、LEDなどの配線に使用されます。

電気機器の部品

銅線は、電気機器の中でも、スイッチ、コネクタ、フューズなどの部品にも使用されます。

電気自動車のモーター

銅線は、電気自動車のモーターにも広く使用されています。電気自動車のモーターは、磁場を発生させるためにコイルが必要であり、銅線がコイルの主要な材料として使用されます。

電気通信の設備

銅線は、電気通信の設備の中でも、ネットワークケーブル、プリンターケーブル、電話ケーブルなどの配線に広く使用されています。

照明設備の配線

銅線は、照明設備の中でも、フィラメントの配線やLEDの配線に使用されます。

電子楽器の内部配線

銅線は、電子楽器の内部配線にも使用されます。例えば、ギターやベースのピックアップのコイルや、アンプの内部配線に使用されます。

以上のように、銅線は、高い導電性能と耐久性を備えた多用途な素材であり、様々な分野で広く使用されています。

参考 銅の生産量シェアランキング

銅の採掘シェアは、世界的に見ると以下のような分布となっています。

チリ

チリは、銅の採掘量において圧倒的なシェアを持っています。2021年の統計によると、世界の銅生産量の28.7%を占めており、第2位のペルーに比べても大きな差をつけています。

ペルー

ペルーは、世界の銅生産量の12.4%を占めており、チリに次ぐ銅の生産国として知られています。主な銅鉱山は南部に集中しており、アンデス山脈に位置しているため、高標高であることが特徴です。

中国

中国は、銅の需要が急増していることもあり、銅の採掘量も増加しています。2021年の銅生産量は、世界の9.5%を占めています。

米国

米国は、主にアリゾナ州、ユタ州、モンタナ州などで銅の採掘が行われています。2021年の銅生産量は、世界の7.2%を占めています。

オーストラリア

オーストラリアは、主に西オーストラリア州や南オーストラリア州などで銅の採掘が行われています。2021年の銅生産量は、世界の6.8%を占めています。

以上が、主要な銅生産国の一部とその採掘シェアの概要です。銅の需要は、電気自動車や再生可能エネルギーなどの分野で伸びており、今後も重要な資源としての役割が期待されています。

参考 銅の特徴

銅は、化学記号Cu(カッパー)で表される金属元素です。以下に、銅の主な特徴をいくつか挙げてみます。

赤みがかった色をしている

銅は、純度が高い場合には赤みがかった色をしており、美しい外観を持っています。そのため、装飾品や建築材料、調理器具などに利用されることがあります。

良好な電気伝導性を持つ

銅は、金属の中でも最高クラスの電気伝導性を持っています。そのため、電線や電気回路、半導体製造など、さまざまな分野で重要な役割を果たしています。

加工性に優れる

銅は、軟らかくて延性があり、加工性に優れています。そのため、鍛造や引き伸ばし、圧延などの加工が容易に行えます。また、細く引き出した銅線は、細いため曲がりやすく、電気製品などで広く利用されています。

耐食性が高い

銅は、耐食性に優れており、湿気や酸化に対しても比較的強いです。そのため、配管や船舶の建造など、耐久性が求められる分野で利用されることがあります。

健康に良い影響を与える

銅は、体内で必要な微量元素の1つであり、健康に良い影響を与えるとされています。また、銅製品を使用することで、細菌の繁殖を抑制する効果があるとされています。

以上が、銅の主な特徴です。これらの特徴から、銅は幅広い分野で利用されている重要な素材となっています。

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